これから自分がどんどん歳を取って行って、病気で入院をしたり施設へ入所したりするときに、身元保証人はどうすればいいのか?
自分が亡くなったあとは、誰にも供養されずに無縁仏になってしまうのかだろうか?
自分の将来にそんな不安をかかえている40代・50代・60代の「おひとりさま」も多いと思います。
2035年には、日本人の約半数が「おひとりさま」になるであろうという予想もあります。
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また、近年は家族や血縁者との関係もどんどん希薄になっており、自分の老後を不安視する人が増えています。
そんななか、将来の自分のことは人に頼らないですべて自分で何とかしたいという思いの人たちの間で、注目を浴びているのが終活です。
終活というとエンディングノートを思い浮かべる人もいると思いますが、身寄りのない人やおひとり様の場合、それだけでは意味がありません。
エンディングノートを残したところで、それを見てくれる人が誰もいなければ意味がないことになります。
つまり、エンディングノートを書いても、それだけではなんの不安の解消にはならないわけです。
それでは、身寄りのない方や血縁関係者と疎遠になってしまった人が、安心をして老後をむかえるには、具体的にどのような終活をすればいいのでしょうか?
ここでは、40代、50代、60代のおひとり様が、不安解消のために終活として何をするべきかということついて解説をしてみたいと思います。
身元保証人がいないと老後に困ることがたくさんあります
自分がまだ若くて健康なうちは、それほど意識することはないかも知れませんが、40代、50代、60代と年齢が進むにつれて、身体に不調を感じることも増えていきます。
その年代になってくると、入院を余儀なくされるような大病におかされることもあるでしょう。
しかし、身近に保証人になってくれる人がいないと、入院すらままならないという現実が待っています。
公益法人「成年後見センター・リーガルサポート」のアンケートアンケート調査によりますと、医療機関の95%は、保証人がいない人の入院を認めていないそうです。
症状が軽くて1日程度の入院で済むケースであれば、保証人がいなくても入院を認めてくれることもありますが、ある程度の期間にわたって入院が予想される場合には、何かあったときに連絡のとれる保証人がいないと入院は難しいことになります。
また、入院したあとに手術をする必要が生じたときにも、病院から立会人を要求されるのが普通です。
手術中に何かあったときに、どこにも連絡できないのは病院としても困るからです。
しかし、身寄りのないおひとりさまの場合、そういったときに保証人や立会人をしてくれる人を探すのは困難であるに違いありません。
重篤な病気になってしまったときに、入院ができなかったり手術ができなかったりすると、本当に困ってしまうでしょう。
このように、終活を考えるうえでは、自分が病気になってしまったときにどうしたらいいかということを、まずは解決しなければなりません。
介護施設や老人ホームに入るときのことを考えるのも終活です
身寄りがなかったり、家族がいても疎遠になっていたりする人が老後に考えなくてはならないのが、介護施設や有料老人ホームに入らなければならなくなったときのことです。
先ほど紹介した公益法人「成年後見センター・リーガルサポート」のアンケートアンケート調査では、91%の介護施設が入居の際に身元保証人を必要と回答しています。
介護施設や有料老人ホームにしてみれば、入居者が病気になってしまったり、亡くなってしまったりしたときに、身元保証人がいなければ困ってしまいます。
また、入居中の本人に、支払能力がなくなってしまったときに、身元保証人がいなければ施設の利用料を回収することが困難になってしまいます。
そういったリスクを考えたとき、介護施設の9割以上が入所をするときに身元保証人を求めるというのは仕方のないことといえます。
まだ若いうちは自分が介護施設や老人ホームに入るときのことまではイメージしにくいかと思いますが、年をとればいつかその日がくる可能性はあるわけです。
身寄りのないおひとりさまは、まだ若くて元気なうちから、そういったときのことを想定して対策を考えておくことも、重要な終活の1つということになります。
自分が亡くなったあとのことを考えるのも終活です
人間は、いつか必ず死にます。つまり、死亡率100%です。
家族がある方であろうとおひとり様であろうと、それは関係ありません。
しかし、死んでしまえばそれですべてが終りというわけではありません。
自分が死んだあとにも、やらなければならないことはたくさんあります。
お葬式やさまざまな人への連絡、電気・ガス・水道などの各種手続き、財産などの名義変更、遺品整理などです。
また、亡くなったあとに誰も供養してくれる人がいないのであれば、無縁仏にならないように永代供養墓や納骨堂などを生前に手配しておく必要があります。
さらに、先祖代々のお墓がある場合で、自分が亡くなったあとに誰も墓守をする人がいなくなってしまうということであれば、墓じまいをして先祖の霊を永代供養墓に移すというようなことも考えなければなりません。
このように、自分が生きている間のことだけではなく、亡くなったあとのこのとまでトータルで考える必要があるのが終活ということになります。
このように、ひとえに終活といっても、おひとりさまの場合はエンディングノートを残すだけではあまり意味はなく、自分が病気になったときのことや亡くなったあとのことまで、トータルで考えなければならないわけです。
終活に関することをワンストップで依頼できる「心託サービス」
いざ自分が病気になってしまったり、介護施設に入らなければならなくなってしまったりしたときにあわてないように、終活は40代、50代、60代の元気なうちから対策しておくことが重要です。
身元保証会社との契約や葬儀の生前予約、永代供養墓の予約などやるべきことはたくさんあります。
しかし、それらを個別に準備するとなると、思った以上に大変な労力がかかります。
そのため、そういった終活に関するさまざまなサービスを1つの会社にすべてお任せで、ワンストップでできるところがあれば便利だと誰もが考えると思います。
1つの会社や団体と契約をすれば、終活に関することはすべて対策できてしまうからです。
そのようなサービスを提供しているのが、これから紹介をする社団法人終活協議会の「心託サービス」ということになります。
心託サービスの会員になれば、入院や介護施設に入居する際の身元保証人はもちろんのこと、葬儀の生前予約からお墓に関すること、さらには遺品整理や財産に関することなど、終活に関するさまざまなことをすべてお任せできます。
自分の将来に不安を感じている40代、50代、60代のおひとり様に、まさにおすすめできるのが「心託サービス」といえます。
40代、50代、60代の元気なうちに、しっかりと終活を行うことで将来に対する不安がなくなれば、残りの人生を大いに満喫することができるに違いありません。
「心託サービス」に興味のある方は、以下のページをご覧になってください。