終活

【保存版】5分でわかる!終活に関する資格についての知識を全解説

【保存版】5分でわかる!終活に関する資格についての知識を全解説

2009年に書かれた週刊朝日の連載記事をきっかけに、この10年で「終活」という言葉が日本に浸透しました。

一般的に「終活」は「自分の死と向かい余生を自分らしい人生を過ごすこと」で、エンディングノートを書いたり、遺言状を書いたり、お墓やお葬式をどのようにするのか、といったことを行うことです。

しかし大抵の方は終活のイメージはできても、いざ終活を行おうとすると「具体的に何をすればよいのか?」「誰に相談すればいいのか?」と戸惑うのではないでしょうか。
また、逆に「終活に関してお悩みの方の力になりたい!」という方もいらっしゃるでしょう。

そういった方々のために終活に関する様々な資格が存在します。
ここでは、終活に関する様々な資格と取得方法などを紹介します。

どの終活資格を取得すればいいのか?選ぶポイントとは?

終活に関する資格には様々な種類があるのでどの資格を取得するのか迷われるかもしれません。

資格にはそれぞれ特徴がありますので、各資格の情報収集を行い「ご自身の終活資格を取得する目的に合致しているかどうか(ご自身の仕事に付加価値をつけたいのか、それともご自身の終活のためなのか、身近な方々へのサポートのためなのか、など)」、さらに「ご自身のライフスタイルに合致しているかどうか」が資格を選択するかがポイントになるのではないでしょうか。

あとは、各資格のWebサイトが頻繁に更新されていることも重要です。活動が活発ではない団体の資格を取得してもあまり意味がないからです。

代表的な終活関連資格⑥つを紹介!

では、主要な終活に関する資格を紹介します。
いずれの資格も知識が全くない状態からでも気軽に取り組めますし、比較的合格率が高いのでまじめに勉強すれば取得が容易に可能です。

①終活カウンセラー

https://www.shukatsu-csl.jp/

一般社団法人終活カウンセラー協会が認定している資格です。特徴としては、「終活に関する抽象的な悩みを、どの分野の悩みかを見極め、その分野の専門家や企業への橋渡しを行う」ことです。

終活カウンセラーは「相続」「遺言」「保険」「葬儀」「お墓」「介護」「健康」などの分野を学び相談者が何に困っているのか?を具現化するために話を聴くことが仕事となります。

終活カウンセラーの資格は3種類あります。

①-①初級終活カウンセラー

終活に関する基礎知識を持っており、自分のエンディングノートが書けるようになります。
(講習時間:6時間(その後筆記試験) 受験料:9,970円(講習、試験、昼食代込み) 会員登録料:月400円)

①-②上級終活カウンセラー

終活に関するカウンセリングと案内スキルが身に着きます。他の人がエンディングノートを書くときにアドバイスできる知識とスキルになります。

(講習時間:講習1日(事前レポート提出、試験は半日の課題取組 受験料:39,960円(講習、試験、昼食代込み)※別途事前審査費用2,160円)

①-③終活カウンセラー上級インストラクター

終活インストラクターを育てる講師になるための資格です。
(講習時間:4日間(試験は30分程度) 受験料:220,000円(受験料、試験料込))

②終活アドバイザー

http://shukatsu-ad.com/

NPO法人ら・し・さが認定している資格です。終活アドバイザーは、終活を行っている人に的確なアドバイスを行い、的確なライフプランをサポートする「終活設計の専門家」です。

資格取得するためにはユーキャンの通信講座で終活アドバイザー講座を受講します。通信講座ですのでいつでも好きな場所で受講することができます。

ここでお金のことや不動産、医療や介護、エンディングノート、資産や物の整理、相続などを学び試験を受け(試験も自宅で受験可能です)、合格後終活アドバイザー協会に登録申請し、協会に入会することで資格を取得できます。

資格取得にかかる費用は受講料35,000円で、別途終活アドバイザー協会への入会金4,000円、年会費6,000円が必要です。

③終活ライフケアプランナー

http://www.jadp-society.or.jp/course/shukatsu/

一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定している資格です。終活ライフケアプランナーの特徴は、相続、遺言、保険、葬儀、介護などの悩みを的確にとらえ専門家に橋渡しをするという役割に加え、「人生の終わり」というデリケートな部分を扱うため心理学やカウンセリング、コーチングといったスキルも必要としていることです。

資格取得するためには、キャリアカレッジジャパンの「終活ライフケアプランナー要請講座」を受講し、カリキュラム終了後試験(講座、試験ともに自宅で受けることができます)に合格することです。
講座受講料は37,000円(インターネット経由で申し込むと27,000円)、受験費用は5,600円です。

④終活士

http://www.syukatsu.gr.jp/

日本終活士協会が認定する資格です。終活士は、安心かつ的確に終活を行えるように、各専門家(弁護士、税理士、司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー等)と各専門業者(葬儀関係、介護関係、医療関係)と連携し指導や相談に乗ることができる専門家です。

終活士の取得を取得するのは、終活士資格認定試験に合格した後に日本終活士協会の認定会員として登録するか、日本終活士協会の企画する終活士養成講座を受講することです。
講座は通学(会場は東京、大阪、福岡)、WEB、DVDのいずれかを選択可能です、費用に関しては受講内容や日程によって変わりますので詳細は日本終活士協会のホームページをご覧ください。

⑤終活診断士

http://www.qol.or.jp/

一般社団法人日本クオリティオブライフ協会が認定する資格です。
終活診断士は、専門家(弁護士や行政書士といった士業、保険の営業やFPといった金融関係の方、医師や看護師といった医療関係の方、ヘルパーやケアマネージャーといった介護関係の方、その他にも葬儀関係の方や宗教者の方など)が終活に関する知識を身に着け、対象となる方々により幅広いアドバイスやサポートを行うための資格です。

終活診断士になるには、申し込み後受講料(35,000円。認定料と教材込み)を支払い、6時間の講座を受講し認定試験(1時間)を受験し合格(100点中75点以上で合格)すると認定されます。

⑥終活ガイド

http://concierge.omoi.co.jp/shukatuguide.html

一般社団法人終活協議会が認定する資格です。終活ガイドも他の終活資格同様に医療や介護、相続や税金、お墓や葬儀に関する最新の情報を身に着けることができますが、一番の特徴は手軽さかもしれません。

受講料は5,000円(検定料込み)で3時間の講座を受講し30分の試験に合格(合格率はほぼ100%)すれば資格取得することができます。しかも登録料や年会費などは必要ありません。

終活資格を取得した後の活用方法とは?

資格取得後はどのように終活に関する知識やスキルを活かせばよいのでしょうか?終活に関する資格はすべて民間の認定資格で国家資格ではありません。法的な効力がないため終活を専門に仕事をすることはなかなか難しいでしょう。

終活の資格をビジネスとして活かしているのは士業、金融関係、医療関係、介護関係といった専門家の方が中心で、本業のスキルの幅が広がる目的でことが多いようです。

ただ、例えビジネスに活かすことが難しいにしても、終活の資格を取得すれば「医療、介護」「保険、年金、社会保障」「財産の管理や整理」「相続、税金関連(相続税や贈与税)」「遺言状」「お墓や葬式」「エンディングノート」に関する知識が身に付き、アドバイスやサポートすることが可能になります。
自らのために、また終活に関してお悩みの方に対して頼れる存在になれることは間違いありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回改めて終活に関する資格について確認しましたが、正直なところ非常に数多くの資格が存在するということを感じました。

ただ、資格の数が多いということはそれだけ世間のニーズが高いということですし、いずれの資格も終活に関する様々な知識を身に着けることができるのは事実です。
終活についてご関心のある方はぜひチャレンジしてみてください。

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