終活

終活のひとつとして「ビデオレター」を作成してみましょう!

終活のひとつとして「ビデオレター」を作成してみましょう!

自分の「死」について考えたことはありますか…?
この質問に「はい」と答えられた方は「終活」を少しでも始めたいと考えているのだと思います。「いいえ」と答えられた方は、今からでも「終活」を頭にいれてみてはいかがでしょうか?

今回は、終活のひとつである「ビデオレター」についてご紹介いたします。

ビデオレターは読んで字のごとく「映像でのお手紙」です。終活のビデオレターは、直接、大切に家族にメッセージを言うのは恥ずかしい、字の手紙ではなく映像としてメッセージを残しておきたいという方に人気があります。また、終活でビデオレターを作成してみたら、なんだか人生が前向きになれたという人もいるんですよ!

今回のこの記事を読んで、終活のビデオレターに興味が湧いたら、ぜひ、作成してみましょう!

なぜ、終活でビデオレターを作るのか?

終活では、自分の葬儀の準備、墓探し、自分の人生を振り返ってみるなどたくさんのことが行います。そのなかでも「エンディングノートの作成」は、テレビや雑誌などがよく特集されています。エンディングノートを作成しているうちに、家族のために、自分のメッセージを残しておきたいと思ってくる方も多いのではないでしょうか?

そこで、便利なのが「ビデオレター」です!直接、家族に感謝の想いや伝えたいことが言えないけど手紙を書くとちゃんとした想いが伝わるのか分からない…という方には、ビデオレターを作成してみることをオススメします。

終活での「ビデオレター」には、話している自分を撮影するので、しっかりと残された家族にメッセージを伝えることができるんです!

また「故人の声が聴きたい…」と悲しみにくれている遺族の方が、故人のビデオレターを見ることで元気になることもあるんですよ。

ビデオレターには法的な効力はナシ!

ただし…ビデオレターは、法的な効力はありません。

ビデオレターで「遺産は親族のAさんに渡す」などの存続の話をしても、親族間でトラブルが起きていた場合には意味がありません。

もし、自分が亡くなった後に、遺産の相続などでトラブルが起きそうな場合には、しっかりと手書きで「遺言書」を書くようにしましょう。

どんなビデオレターがいいの?

「ビデオレター」といっても、終活ではどんなビデオレターを作成したらいいのかイマイチ、思いつかないという方もいるのではないでしょうか。

では、終活でオススメのビデオレターを紹介いたします。

自分の人生を振り返る

結婚式では、主役である新郎新婦の自己紹介としてこれまでの人生をムービーとして流れることがありますよね。終活のビデオレターでも、結婚式で流すような映像を作成することができます。

「終活」と聞くと、自分の「死」のための準備と思ってしまいますが、最近では「自分を見つめなおして改めて生きることを考える」というふうにとらえることも多くなってきました。

終活のひとつとして「自分の人生を振り返る」ビデオレターを作ってみたら「自分はこんなに素敵な人生だったから、最期までしっかり生き抜こう!」と前向きになれる方もいるんだそうです!

また、「自分の人生を振り返る」ビデオレターに家族への想いなどを伝えておくと、自分が亡くなったときに、家族が温かい気持ちになりますよね。身近な人がどんなふうに人生を過ごしてきたのかを知ることで、残された遺族も「ちゃんと生きよう!」と改めて思うこともできます。

家族のためにメッセージを残す

冒頭でもお話ししましたが、ビデオレターは「映像のお手紙」。映像に、自分の想いを残しておくことで、遺族にしっかりと伝えることができます。

もし、「家族のために映像でメッセージ残したい!」と思っている人は、元気なときにビデオレターを作成しておくことをオススメします。突然の事故や病気で寝たきりになってしまい、喋れなくなるときもあるかもしれません…。そうなってしまったら、メッセージを言葉で伝えることができなくなってしまいます。

寝たきりになってしまい、そのまま亡くなってしまっても、元気なときにビデオレターでメッセージを残していれば安心することができます。また、残された遺族に元気だったころの自分を映像として見せることができて、感動して温かい気持ちになりますよ。

終活のビデオレターの作り方とは?

「よし!終活の一環でビデオレターを作ってみよう!」と思った方にむけて、ビデオレターの作り方を伝授します。自分に合う作り方を選んでくださいね!

制作業者に依頼する

終活でビデオレターは残された遺族にとっての宝物です。制作業者にビデオレターの作成を依頼することで、クオリティが高い映像が仕上がります。

制作業者によっては、家族に内緒でこっそりとビデオレターを作成することができて、いつ家族に届けたいかなどの打ち合わせすることができます。

また、制作業者と一緒に相談しながらビデオレターを作ることで、亡くなった後に家族に届けたいメッセージはなんなのか?を考えることができます。

制作業者で撮影を依頼する場合の値段が業者によって異なってきますが、約4万円~約10万円。なかには、30万円というところもあるようなので、終活にかける費用と相談しながら制作業者を決めるようにしましょう。

自分で映像を撮影して作成してみる

終活のビデオレターにそんなにお金をかけたくないという方、ビデオカメラを回すのが好きという方、スマホを使いこなしているという方は、自分でビデオレターを作成してみてはいかがでしょうか?

故人が必死にオリジナルで作ったビデオレターは、なんだか面白くて温かい気持ちになりますよね。

…ですが、せっかく、ビデオレターを撮ったのに、自分が亡くなったあとにビデオレターがどこにあるのか分からないということになる可能性も考えられます。

そうならないために、仲の良い友人に保存場所に教えておいたり、エンディングノートに「ビデオレターがある」と書いておくことをオススメします。

まとめ

終活でのビデオレターについてご説明いたしました!少しは興味が湧いてきたでしょうか?
当たり前にはなるのですが、亡くなってしまうと、喋ることも動くこともありません。どんなに身近な人の死でも、最初に忘れてしまうのは「声」ということを聞いたことがあります。

ふっと故人の声が聴きたくなったときに、ビデオレターがあると、声を聴くことができて、思い出すことができます。残された大事な人のためにも、終活でビデオレターを作成しておくことをオススメいたします。

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