葬儀

葬儀の生前見積のメリットとは?大切な家族のために考えてみましょう!

葬儀の生前見積のメリットとは?大切な家族のために考えてみましょう!

人間はこの世に生まれたら、いずれ「死」は訪れます。…突然、不謹慎で重たいことを言ってしまい申し訳ございません。なるべくなら「死」は避けて生きていきたいものですが、病気や事故などによって「死」はやってきます。

この数年では「終活」という言葉が流行っていますよね。終活では「自分の死を考える」活動です。終活をはじめようとしたきっかけのなかに「自分の葬儀はこんなふうにしてもらいたい」というのがあるという方もたくさんいるのではないでしょうか?

今回は「葬儀の生前見積」についてご説明いたします。生きている間に葬儀の見積をとってもらってどんなメリットがあるのか?どんなことを葬儀場に相談したらいいのか?など、少しでも終活のお力になれるように分かりやすくお話しできればと思っております。

生きている間に葬儀の見積もりはとれる?

お葬式は、亡くなったときに遺族の方が葬儀場に手続きを取って、バタバタとせわしなくお通夜、告別式が行われるイメージがありますよね。

実は、自分が亡くなる前にも、葬儀場に見積もりがとれるところが多いんです。葬儀場によっては「生前見積もりフェア」というイベントを開催しているところもあるんですよ。

生前に葬儀の見積もりを取っておくことで、遺族の方の負担が減って、落ち着いて故人のことを偲ぶことができます。

生きている間に葬儀の見積もりをとるメリットとは?

生前に葬儀の見積もりをとることでどんなメリットがあるのかについてお話いたします。

生きている間に、自分の葬儀のことを考えるなんて…!不謹慎だ…!と思っている方もいるかもしれません。…ですが、以下のことを読んだ後には考えが変わっていると思います。

残された家族のために…。

さきほどもお話ししたように、葬儀は何かとバタバタしてしまい、残された遺族は落ち着くことができません。葬儀の場所や費用などを考える時間もなく、急いで手続きをするケースもありますよね。

そんなときに、故人が生前に葬儀の見積もりをとっておいたことを知っておくと、スムーズに葬儀への準備をすることができます。自分に葬儀では、大好きな家族や親戚、友人に落ち着いてほしいと思う方にも生前見積もりはオススメいたします。

時間をかけて自分の葬儀を検討することができる

思い出がたくさんある土地の葬儀場で自分の葬儀をしてもらいたい、家族葬で少人数の葬儀にしたいなど、自分の葬儀への希望があるという人も多いのではないでしょうか。

葬儀の生前見積もりでは、自分で葬儀場の見学に行くこともできますし、予算やプランも相談することができて、時間をかけてじっくりと自分の葬儀を検討することができますよ。

自分が亡くなったときに適当に葬儀場を決めてほしくないと思っている人こそ、葬儀の生前見積もりをオススメいたします!

どれぐらいの予算にするのかを決めておく

葬儀の生前見積もりで重要にしてほしいのは、「予算」になるかと思います。予算が大幅に超えてしまう葬儀場で生前見積もりをしても意味がありません…。

また、葬儀場は日本で約7,000件はあるので、葬儀場の見学や相談にいくだけで時間と労力がかかってしまいます。生前見積もりをしたいと思っている間に「死」が訪れてしまうかもしれません…。

そうならないためにも、どれぐらいの予算の葬儀にしてもらいたいのかを決めて、葬儀場に相談や見学にいくようにしましょう。

直接、葬儀場に行かなくても葬儀社によっては、生前の見積もりの相談ができます。その際にも、どれぐらいの予算なのかを決めておくと話がスムーズに進むので、オススメです。

生前見積では何を相談するべきなのか?

葬儀の生前見積もりでは「予算」を決めておくことが重要だとお話しいたしましたが、それ以外にも相談するべきことがたくさんあります。

葬儀場で直接見学するにしても、葬儀社に相談しにいくことにしても、以下のことも相談するようにしておきましょう。

どういう葬式にするのか

葬儀には、家族や親戚、友人、会社の同僚などが多くの方が故人を偲ぶ一般の葬儀と家族や親戚だけで故人を偲ぶ「家族葬」があります。

「自分が死んだあとだけど、なるべく多くの人に見送ってほしい」、「予算がかかるから少人数のお葬式にしてもらいたい」など、自分の葬儀への希望はそれぞれありますよね。

生前に葬儀の見積もりをとらないと、これらのことも遺族が決めないといけません。ですが、生前なら、自分でどういう葬式にするのか決めることができるので、あんまり気が進まないかもしれませんが、葬儀の生前見積もりの相談にいくなら、どういう葬式にしてもらいたいかをイメージしておきましょう。

大体の参列者の人数を把握しておく

一般の葬式にする場合には、大体の参列者の人数を把握しておくようにしておきましょう。なぜならば、お通夜での飲食代、参列者への返礼品代など…参列者への人数によって予算に変動があるからです。

葬儀は、結婚式のように事前に参列者の人数を把握しておくのは難しいとは思いますが、人数を把握しておくことで、予算や葬儀場の規模を決めることができます。

家族葬でも、告別式後に家族と親戚だけで落ち着いて食事をするケースもあります。聞きにくいかもしれませんが、家族に「自分の告別式のあとには、葬儀場で親戚一同ゆっくりと食事をしたい?」と確認をとってみるのもいいですね。家族に確認することで、自分がしっかりと終活をしているというアピールすることもできますよ。

まとめ

葬儀の生前見積もりのメリットや相談事項などについて、ご説明いたしましたが、参考になりましたか?

自分の葬儀のイメージはしにくいと思いますし、なるべくなら自分の「死」は考えたくはないものですが…、家族のことを思って、一度は考えてみてはいかがでしょうか?

また「終活は何から始めたらいいのか分からない」と悩んでいる人は、まずは、葬儀の生前見積もりをしてみましょう!葬儀の予算、葬儀場、葬儀のイメージを考えることで、自分が死ぬまでに何をしたらいいのかが浮かんでくると思います。

勇気がいることだとは思いますが、自分の葬儀を大好きな家族と話してみるというのもいいですね。